10月9日から2日間の日程で開催される第44回全国育樹祭の「お手入れ会場」となる苫小牧市静川の和みの森で25日、協力団体の一つである苫東・和みの森運営協議会(大井正美会長)による最後の準備が行われた。同会の会員や活動に賛同する市内、近郊の親子ら約50人が参加し、育樹祭で使う堆肥を袋に詰めたり、木道を補修したりする作業に汗を流した。
同会は2010年5月から「月に一度は森づくり」と題して集会を開き、馬による森の手入れ「馬搬(ばはん)」の手伝いや間伐、まき割りなどを通して環境保全への理解を深めている。堆肥は、馬搬に用いる北海道和種馬のふんが原料。活動歴6年で、馬の世話もしてきた千歳泉沢小4年の小山内麗奈さん(10)は親子3人で袋詰めを体験し、「馬から生まれた栄養を受けて、大きな木に育ってほしい」と笑顔を見せた。
木道の補修では、16年10月に開通した全長180メートルのうち約40メートル部分を新しく整備。朽ちた部分に板を張り、防腐処理を施してバリアフリーのコースに仕上げた。作業に携わった大井会長(79)は「多くの方に利用してもらえる森になれば」と目を細めた。
親子4人で参加し、活動歴8年目になるという苫小牧西小5年の瀬川晴(はる)君(11)は「木に関わる活動に興味がある。緑が多いまちになってほしい」と目を輝かせた。瀬川君は育樹祭当日もスタッフ側として参加し、会場を盛り上げるという。
全国育樹祭は天皇、皇后両陛下が手植えした木の手入れなどを通じ、森を守り、育てていくことの大切さを発信する行事。1977年から全国の自治体で持ち回り開催されており、北海道での育樹祭は87年以来34年ぶり。現在の上皇ご夫妻が2007年に市内静川の森で植樹しており、9日は同じ場所で枝打ちや施肥などを実施予定。10日は札幌市の道立総合体育センター(北海きたえーる)で式典を行う。
















