衆院選にらみ動向注視 自民総裁選 与党「追い風」 野党「警戒感」 道9区の3陣営

衆院選にらみ動向注視 自民総裁選 与党「追い風」 野党「警戒感」 道9区の3陣営

 自民党総裁選の投開票が29日に迫り、次期衆院選の道9選挙区(胆振・日高管内)に立候補を予定する自民党現職の堀井学氏(49)、立憲民主党現職の山岡達丸氏(42)=旧国民民主党比例代表道ブロック=、共産党新人の松橋千春氏(39)の各陣営もその行方を注視している。支持率が低迷した菅義偉政権からの転換に、与党側は追い風を期待する一方、野党側は警戒感を強めている。

 自民党道9区支部幹事長の遠藤連道議は連日の総裁選報道に「自民党への厳しい風向きが変わった」と受け止める。総裁選候補4氏による政策論争が活発化し、報道が増えたことを歓迎し「党員の考えが尊重され、衆院選につながる総裁選に」と期待する。

 堀井氏は高市早苗前総務相を支持する考え。「コロナ禍で地域経済を立て直すには数年かかる」と指摘し、高市氏が主張する大規模な財政出動に共感。陣営は「相手が一歩先を行っている」との危機感を共有し、野党共闘の動きにも神経をとがらせる。

 一方、野党側は菅首相の退陣による風向きの変化を警戒。立憲民主党道9区総支部代表代行の沖田清志道議は「現政権への身内の評価も低く感じていた」と指摘し、交代するトップ次第で「戦略を練り直す必要もあるだろう」と話す。

 山岡氏は「(総裁選で)コロナ対策を論じるなら、必要な補正予算や病床確保の法整備のため、すぐに国会を開くべき」と、コロナの危機下でも臨時国会開会に応じない政府与党への批判を強める。「従来の政策を反省せず、やるべきことをしない姿勢は総選挙で問われる」とみている。

 共産党苫小牧地区委員会の西敏彦委員長は「候補者が安倍・菅政権時代の閣僚ばかり。顔を変えても、中身は変わらず、失政を重ねるだけ」と主張し、松橋氏も「自分のことしか考えていない人たちが政権を担う資格があるのか」と疑問視する。

 野党側は中央で「消費税の減税」など政策面の連携を図り、存在感を示そうと躍起だが、道9区では候補一本化を見通せない状況。陣営では「野党共闘は中央で決まる話」と冷静を装いながら「もし共闘できたら、選挙の流れは変わると思う」との見解を示した。

 自民党総裁選は菅首相が出馬を断念し、高市氏のほか、河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行の計4氏が出馬している。

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