新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除後の10月1日以降、31日までの「秋の再拡大防止特別対策」を決めた29日の感染症対策本部会議の後、記者会見した鈴木直道知事は「宣言が終了して新規感染者数が減少してくると、どうしても警戒のガードが下がってしまう」と全道での独自対策の意義を説明。段階的な行動制限緩和のための「重要な局面」と強調した。
29日現在の人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は全道が6・6人、札幌市が10・1人。28日時点の病床使用率は全道が9・7%、札幌市は13・3%など、全ての指標で「まん延防止等重点措置」の目安となる国のステージ3の基準を下回っている。
特別対策の「重点地域」の札幌市では、飲食店に午後8時までの時短要請を続けた上で、これまで停止していた酒類提供を午後7時半まで認める。要請に応じた店舗には支援金(14日間協力で中小企業・個人事業者は1店舗当たり35万~105万円)を支給する。
また、感染対策を講じて道の「第三者認証」を得た飲食店については、営業時間を午後9時まで、酒類提供を同8時まで認める。道によると29日現在で第三者認証の申請は2000件を超え、約1070店が認証を得ているという。知事は「スピード感を持って、できるだけ早く認証していきたい」と話した。
また、知事は「専門家からこの冬に再拡大する懸念も指摘されている。感染者が減少している今こそ、今後を見据えた取り組みが重要だ」と述べ、自宅・宿泊療養の体制強化など医療提供体制のさらなる拡充に取り組む姿勢を示した。
■秋の再拡大防止特別対策
【全道域(期間10月1~31日)】
・混雑している場所や時間を避けて少人数で行動する。
・感染リスクを回避できない場合、札幌市との不要不急の往来は控える。
・他都府県への移動においては、基本的な感染防止対策を徹底する。
・感染防止対策が徹底されていない飲食店の利用を控える。4人以内、短時間、深酒をせず、大声を出さず、会話時はマスク着用。同一グループの同一テーブルへの入店案内は原則4人以内。
・飲食を主として業としている店舗ではカラオケ設備の利用を行わない。
・イベント人数の上限は5000人または収容定員の50%(最大1万人)の多い方。
・学校行事(運動会、修学旅行など)は感染リスクの高い活動の実施を慎重に検討の上で実施する。
・公立施設は地域の感染状況に応じて感染防止対策を徹底して開館する。
【重点地域・札幌市(期間10月1~14日)】
・感染リスクを回避できない場合、不要不急の外出・移動を自粛。特に午後9時以降の外出を控える。
・営業時間短縮の要請に応じていない飲食店の利用を控える。
・飲食店の営業時間は午後8時まで(酒類提供は午後7時半まで)の時短を要請。ただし、第三者認証店の営業は午後9時まで(酒類提供は午後8時まで)認める。
・イベントの人数上限は1万人。開催は午後9時まで、酒類提供は午後8時まで。
・百貨店など大規模集客施設では入場整理など感染防止対策を徹底する。
・観光施設のライトアップや屋外広告は午後9時以降に消灯。
・学校の部活動は感染防止対策を徹底し、活動を厳選する。
・公立施設は入場整理など感染防止対策を徹底して開館する。
















