東京商工リサーチ北海道支社は、2021年度上半期(4月~9月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同期比29件(32・2%)減の61件、負債総額は7億1100万円(7・6%)減の86億7600万円にとどまり、いずれも過去最少となった。
地域別では、札幌市が16件で最多。以下、小樽市と釧路市が各5件、函館市4件、苫小牧市と旭川市、北斗市各3件の順。
業種別では、サービス・他が19件で最も多く、卸売業と小売業が各10件、製造業が9件で続いた。
原因別では、「販売不振」(41件)と「既往のシワ寄せ」(4件)、「売掛金回収難」(1件)の不況型倒産が計46件と全体の4分の3を占めた。
一方、上半期の新型コロナウイルス関連倒産は20件発生。前年同期に比べ6件減った。同支社では「件数が落ち着いた状況にあるのは業績向上によるものではなく、柔軟な金融支援、国や自治体による各種資金繰り支援による部分が大きい」と分析する。
また、9月の企業倒産(13件、負債総額13億2600万円)に伴う従業員の被害総数は27人。今年1月からの累計では440人となった。
今後の見通しについて同支社は「コロナ禍が長期化する中で、資金繰りに行き詰まる企業の苦境も顕在化し、先行き不透明な状況が続いている」と指摘。「緊急避難的な支援が終了した場合、支援頼みの経営維持は限界に達し、息切れ型倒産が増加することも想定される」としている。
















