苫小牧市美術博物館の企画展「ウトナイ湖 うつりゆく自然とその未来」が9日、開幕した。12月にラムサール条約の登録湿地になって30周年を迎えるウトナイ湖の豊かな自然を、約300点の動植物の標本や映像などで紹介。初日から市民らが続々と訪れている。12月12日まで。
ハクチョウやガンなどの渡り鳥をはじめ、国内で見られる鳥類の約40%の飛来が確認されている同湖。同館所蔵の標本数十点がずらりと並び、種類の豊富さを体感できる。
▽ラムサール条約と渡り鳥▽ウトナイ湖の自然とその変化▽同湖と人の関わり―の3部構成で、恵まれた自然環境や湖と人間の関わりを解説。湖周辺に生育する多様な植物、昆虫などについてもドライフラワーや四方から観察できる標本を見ながら学べる。体験型の展示やクイズを交えた分かりやすい内容となっている。
河川改修などで生じた環境の変化に関しては、年表や写真などで詳しく紹介している。
市内若草町の会社員女性(29)は「ウトナイ湖野生鳥獣保護センターのセミナーなどに参加し、湖周辺の自然に興味があった。通勤途中に見掛ける昆虫の種類を知ることができてよかった」と話していた。
期間中は関連行事として、展覧会の見どころを解説する学芸員のスライドトークを実施。11月20日には、湖で見られる植物を使った樹脂封入標本作り体験も予定している。
この日、同館では同時開催の収蔵品展「鳥のいる風景」と、来年3月13日までの「中庭展示vol.17澁谷俊彦」も始まった。
午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。入館料は一般300円、高校、大学生200円、中学生以下無料。月曜休館。
問い合わせは同館 電話0144(35)2550。
















