新型コロナウイルスの緊急事態宣言が明け、1日に営業を再開した苫小牧市樽前のオートリゾート苫小牧アルテン(宮田哲也社長)のキャンプ場は朝晩肌寒い10月にもかかわらず、週末を中心に予約でほぼ埋まっている。家族連れや友人同士でキャンプを楽しむ光景が戻りつつあるが、施設側は引き続き感染対策を徹底させ、客を迎える。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの影響で、5月10日から9月30日までに計5806件の予約キャンセルが発生したアルテン。宮田社長は「相当な痛手」と嘆きつつ、全面解除は「札幌などの利用客も多い施設なのでありがたい」と話す。
敷地内にはキャンプサイトとコテージを合わせ、237区画あるが8~10日の週末は約270組、15~17日は約260組、22~24日は約200組、29~31日は約140組の予約(9日時点)が入っている。
10月は9日現在、計1185組の予約が入っており、前年同月の1187組を上回るペースだ。
宮田社長は「順調に(客足が)戻ってきている」としながら、「感染対策には一層力を入れる」と強調。「ワクチン接種の拡大や感染者減で『安心して行動できる』という考え方が広がりつつある中でも、黙食など感染予防のルールを守ってキャンプを楽しんでほしい」と語る。
9日もキャンプ場内はバーベキューやバドミントンなどのスポーツ、愛犬と散歩を楽しむキャンパーであふれていたが飲食の際もマスクを着用する姿が目立った。
札幌市から家族4人で訪れ、「久しぶりのキャンプを満喫した」と言う会社員浅野智之さん(46)は「札幌は最後までコロナの規制が残り、(予約はしたが)また中止になるのでは―と不安だった。やっと来られ、子どもたちもうれしそう」と笑顔を見せた。
札幌市の会社員鳴海篤史さん(50)は、家族3人でもソーシャルディスタンス(社会的距離)確保を徹底。「広々とした場所で多少の安心感もあるが、小まめなマスク着用を心掛けるなどして楽しんでいる」と述べた。
















