北洋銀行は、今秋の道内企業の雇用動向調査結果を発表した。人員が「過剰」とした企業の割合から「不足」とした企業の割合を引いた「雇用人員判断DI」は、前年同期に比べ12ポイント低下しマイナス51となった。幅広い業種で人手不足感が再び強まっている。
業種別では、主要8業種のうち5業種で低下。運輸業は30ポイント低下しマイナス76となったほか、食料品も31ポイント低下しマイナス37。新型コロナウイルス感染拡大が直撃し前年同期は唯一、プラス水準で過剰感が最も強かったホテル・旅館業も、33ポイント低下してマイナス14に。人手不足が最も深刻な建設業は、マイナス79と前年同期から横ばいで推移した。
従業員を「増員する」とした企業の割合から「減員する」とした割合を引いた「雇用方針DI」は、前年同期比7ポイント上昇してプラス46に。業種別では建設業がプラス74でトップで、これに鉄鋼・金属製品・機械(プラス65)が続く。雇用形態(複数回答)では「正社員」が97%と横ばいだったが、「パート・アルバイト」が11ポイント増えて29%となった。増員の理由(複数回答)では、「将来の人手不足への備え」が81%で最多。以下、「既存事業の拡大・強化」(47%)、「売り上げ増加傾向」(21%)の順。
70歳まで働く機会を確保することを企業の努力義務とする改正高年齢者雇用安定法については、89%が「知っている」と回答。「対応している、または対応を予定している」企業は55%と半数を超えた。対応内容(複数回答)は「70歳までの継続雇用制度(再雇用制度など)の導入」が77%で最多。これに「70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入」(13%)、「70歳までの定年引き上げ」(12%)、「定年制の廃止」(7%)が続いた。
調査は8月下旬~9月上旬に、道内企業699社を対象に実施。404社から回答を得た(回答率57・8%)。
















