党首・幹部続々と来道 与野党対決激戦区入り てこ入れが過熱

党首・幹部続々と来道 与野党対決激戦区入り てこ入れが過熱
岸田首相の演説に耳を傾ける聴衆=22日午後、札幌市中央区

 19日に公示された衆院選は序盤から各党の党首、幹部らの来道が相次ぎ、てこ入れが過熱している。全国的にも本道は激戦区が多いためで、大票田・札幌の1~5区のほか、野党共闘で与野党一騎打ちの構図となる9区(胆振・日高管内)、10区(留萌・空知管内)が中心。選挙戦中盤から終盤にかけても、無党派層に訴える「空中戦」が激しさを増しそうだ。

 自民党は22日、岸田文雄首相(党総裁)が就任後初めて道内入り。札幌のほか、9区の苫小牧、6区(上川管内)の旭川、10区の岩見沢の4市を回った。札幌市中心部の三越前では、激しい雨の中、「岸田ノート」を掲げ、看板政策の「成長と分配」などを強く訴えた。

 自民は高市早苗政調会長が21日に来道し、札幌や苫小牧で遊説。知名度の高い河野太郎前規制改革担当相(党広報本部長)も25日に、自公協力の「象徴区」である10区の美唄市入りする予定。さらに選挙戦後半は、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁も札幌や苫小牧に入る方向で調整している。

 与党の公明党は、立憲民主党と一騎打ちのデッドヒートを繰り広げる10区に集中。公示日に山口那津男代表が入ったほか、20日には石井啓一幹事長も選挙区入り。今後もてこ入れを強化する構えだ。

 一方、立憲民主党は、枝野幸男代表が公示前の15日に来道。札幌と旭川で「まっとうな政治」に戻そうと、政権交代の必要性を訴えた。公示日には福山哲郎幹事長が札幌や苫小牧で遊説。22日は泉健太政調会長や玄葉光一郎副代表が道内入りし、札幌や千歳などで街頭演説した。選挙戦終盤にかけて蓮舫代表代行も来道する予定だ。

 共産党は20日に志位和夫委員長が札幌入り。雨の中、中心部で「本気の野党共闘」への支持を訴えた。24日には小池晃書記局長も来道し、札幌で街頭に立つ。前回失った比例議席奪還へ向け、大票田・札幌での票の掘り起こしに力を注ぐ。

 日本維新の会は23日に松井一郎代表が来道。地域政党・新党大地代表でもある鈴木宗男党道総支部代表と共に札幌や苫小牧で街頭演説し、看板政策の「改革」を訴える。

 今後も選挙戦の情勢を分析した上で、各党とも幹部や大物議員、知名度の高い議員を激戦区に投入する構え。31日の投開票に向け、「てこ入れ合戦」は一層、熱を帯びそうだ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る