中学生に性の正しい知識を伝える、苫小牧市の性教育講演会がこのほど、苫小牧東中学校で開かれた。望まない妊娠や性感染症に苦しむ若者を少しでも減らしたいと初めて実施。札幌相談専門助産院あさ(札幌市)の代表助産師吉裕子さんが、3年生66人に命の尊さと性との向き合い方について語った。
講演会では性交や受精の仕組み、性被害から身を守るために大切なソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の知識、中高校生が感じがちな性の悩みなどを取り上げた。
吉さんは男女共に性器の外観などに悩む傾向にあることに触れて「機能上は問題のないことが多い」と伝え、「いずれ命につながるかもしれない場所であることを意識し、丁寧に扱うよう心掛けてほしい」と訴えた。
好きな人同士や親しい者同士であっても、身体に触れる際には相手の気持ちを確認することが重要なことも強調。望まない妊娠を防ぎ、好きな相手と幸せな関係を築くためにも「性的欲求を自分でコントロールし、嫌なときはNO(ノー)と言う勇気を持って」と呼び掛けた。
授業を受けた加賀谷希颯(ののか)さん(14)は「学校の授業はオブラートに包んだ表現だったので、性の話は隠さなければいけないものだと思っていたがもっと(話題に)出していいことを学んだ」と話していた。
この日は開成中学校でも全校生徒約110人を対象に、同内容の講演会を開催。市健康支援課は「今年度はモデル校2校で行ったが、来年度以降は実施校を増やし、生徒が性について正しく学べる機会を増やしたい」と語った。
















