現職片岡氏が6選 寿都町長選 核ごみ調査継続へ

現職片岡氏が6選 寿都町長選 核ごみ調査継続へ

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定の文献調査が進む後志管内の寿都町で26日、任期満了に伴う町長選が投開票され、調査を推進する現職の片岡春雄氏(72)が、調査に反対する元町議で新人の越前谷由樹氏(70)を破り、6選を果たした。投票率は84・07%。得票は片岡氏が1135票、越前谷氏が900票だった。

 町長選は、調査の是非を最大の争点に20年ぶりに選挙戦となった。片岡氏の勝利を受け、調査は継続される。片岡氏は、次の段階の「概要調査」に進む前に住民投票を実施し、町民の意思を確認する方針を示している。

 当選を果たした片岡氏は「核のごみについて冷静に議論を進めたい」と述べた。敗れた越前谷氏は「町民がこの道を選んだので仕方ないが、町の将来を考えると何とも言えない」と語った。

 片岡氏は、地域経済の回復を最大の公約に掲げるとともに、5期20年の実績をアピールし、支持を集めた。調査についてはこれまで、「国からの交付金を地域振興に活用できる」などと説明し、理解を求めている。

 越前谷氏は、調査の撤回を主張。調査に伴う交付金は不要だとして、身の丈に合った財政運営への転換を訴えたが、及ばなかった。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る