衆院選は31日の投開票まであと2日に迫り、道9区(胆振・日高管内)は立憲民主党前職の山岡達丸氏(42)、自民党前職の堀井学氏(49)=届け出順=による激戦が続く。初の一騎打ちが実現したことで、投票率は上がるのか、下がるのか―。し烈な票の奪い合いとなった今回、投票率が当落を左右する可能性もあり、両陣営は有権者の動向をにらみながら最終盤の戦いに全力を挙げる。
小選挙区制に移行した1996年以降、道9区の過去8回は候補者3~4人の戦い。投票率は96年、2000年、03年と3回連続60%台で推移していたが、05年の「郵政解散」で73・26%に上昇。さらに自民党から民主党に政権交代した09年にはピークの74・67%を記録した。
ところが自民党が政権に返り咲いた12年に57・43%と急落。「アベノミクス解散」の14年には55・19%まで落ち込み、最低となった。前回17年10月は59・96%と下落傾向にブレーキがかかり、3回ぶりに上昇したものの、過去3番目の低さだった。
特に苫小牧市は投票率が低く、9区全体の数字を押し下げているのが現状。前回も市内は56・15%で、全道を4・15ポイント、9区を3・81ポイント下回った。一騎打ちとなった今回は、「大票田」苫小牧の無党派層がカギを握るとみられる。
山岡陣営は「遊説の反応はこれまで以上に良い。前回以上の投票率を期待したい」と感触を話し、「60%台まで上がってほしい」と願う。無党派層には政権与党に批判的な有権者が多いとみて、積極的に取り込みを図っている。陣営幹部は「最後の最後まで、投票を呼び掛ける電話かけに力を入れて、支持拡大を図りたい」と気を引き締める。
一方、堀井陣営は「投票率は前回と同程度」と分析。コロナ禍による投票控えがあるとみている。ただ動画投稿サイトで芸能人らが投票を呼び掛け、若い人に浸透していることなどを踏まえ、無党派層への働き掛けにフル回転。28日に安倍晋三元首相が苫小牧入りするなど、大物応援弁士を相次いで投入し、街頭演説などで心をつかむ戦略だ。
















