苫小牧市はこのほど、市内の動植物や環境保全の在り方について市民の意見を聞く生物多様性地域懇談会を本町の市文化交流センター(アイビープラザ)で開いた。環境と産業が共生する持続可能な都市実現に向け、市が優先的に取り組むべき施策を明らかにする生物多様性推進事業の一環で、環境保全に関心がある市民ら約20人が参加した。
冒頭、環境生活課の武田涼一課長が▽ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの開設と運営▽トキサタマップ地区や旧勇払川古川などの環境保全▽特定外来生物(アライグマ)の捕獲と駆除事業―などを紹介した。
参加者からは「苫小牧の植生を具体的に知るために定点観測などによるデータ収集が急務」「地理や歴史、地誌的な観点を持って残すべき自然を位置づけていく必要がある」「産業構造が変わり、人口も減る中で保全や利活用のあり方が問われる。今後の行政と市民活動に期待したい」などの声が寄せられた。
市は意見を集約し、学識経験者5人でつくる専門家会議(11月下旬開催)に諮った上で、今年度中にも生物多様性推進の方向性を明らかにしたい考え。
















