与党、組織力で野党共闘制す

与党、組織力で野党共闘制す

 【解説】衆院解散から投開票まで戦後最短の17日間という「超短期決戦」に10月31日、審判が下りた。20議席の争奪戦となった道内では、自民・公明の与党勢力が12議席を獲得して過半数を上回り、立憲民主など4党の野党共闘勢力との対決を制した。

 今回は共産党が公示直前に3選挙区で候補を取り下げ、9選挙区で野党統一候補を擁立。うち、5選挙区で与野党一騎打ちの構図となり、4年前の前回に比べて「政権選択」の色合いが濃い戦いとなった。

 自公は岸田政権として大型選挙初陣となり、安倍・菅政権時代のコロナ対策などが野党に非難されて守勢に回ったものの、野党共闘を「選挙目当ての野合だ」と強く批判して徹底した組織戦を展開。接戦が予想された3、4、10区で競り勝ち、小選挙区は前回同様、7勝5敗で勝ち越した。

 一方、野党は共闘の効果も出て、与野党一騎打ちの5選挙区では立憲が3勝。立憲に候補を一本化した9選挙区でも、5選挙区で野党統一候補が勝ち上がった。

 道内は激戦区が多かったため、公示前から与野党の党首・幹部、大物議員らがてこ入れのため続々と来道。連日、札幌や苫小牧など接戦区に入り、各党の政策に対する非難合戦がヒートアップした。ただ、コロナ下で行われた初の大型選挙は、与野党とも最後まで強い追い風は吹かない選挙戦に。投票率は前回(60・30%)を下回り、58・79%と低迷が続いた。

 (札幌支社・広江渡)

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る