苫小牧道9区で最低 50%未満も4カ所 衆院選投票率

 10月31日投開票の衆院選(小選挙区)で、苫小牧市内の投票率は54・87%にとどまった。前回(2017年10月)を1・28ポイント下回り、1996年の小選挙区移行後、3番目の低さを記録した。道9区(胆振・日高管内)の市町村別でも最低で、市選挙管理委員会は「今後も地道に選挙啓発に力を入れる」としている。

 当日有権者数14万3979人に対し、小選挙区の投票者は7万8998人。投票率は道内(58・79%)を3・92ポイント、9区(58・92%)を4・05ポイント、それぞれ下回った。9区は管内4市が50%台だが、苫小牧がダントツの最下位。2番目に低い登別市(58・21ポイント)と比べて3・34ポイント差。管内14町は60~70%台だった。

 市内40カ所の投票所別では、50%未満が4カ所で、うち3カ所が東部地区。最低が沼ノ端コミュニティセンターの46・56%。市内最多の有権者を誇る拓勇小も48・69%と低迷するなど、市内でも比較的若い世代が住むとされる地域は、投票率が伸び悩む傾向が見られた。

 市選管は今回、4月にデジタル化された防災行政無線や北海道文化放送(UHB)の「地デジ広報」など、前回にはなかった手法で選挙啓発を展開。期日前投票所5カ所の開設期間を1~2日延長し、新型コロナウイルス感染対策で「分散投票」を呼び掛けるなど、あの手この手で投票率アップを目指したが、奏功しなかった。

 市選管は年代別投票率など詳細を分析し、今後の活動に役立てる予定。前田正実事務局長は「一般論だが人口規模の大きいまちほど、投票率が低い傾向にある」と前置きしつつ「投票率アップに特効薬はない。主権者としての意識を持ってもらえるよう、若年層、子ども向けの啓発に力を入れていきたい」と話している。

市内投票率推移

 苫小牧市内の投票率は、2005年の小泉政権による「郵政解散」で71・49%、09年の自民党から民主党への「政権交代」で71・99%と70%台だったが、12年の自民党政権返り咲きで52・23%に急落し、14年の「アベノミクス解散」では最低の50・27%。前回の17年で下落に歯止めは掛かったが、今回は再び下落に転じた。

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