苫小牧市大成町の若松憲正さん(78)の自宅ベランダで、南国イメージの強いハイビスカスの木が季節外れの花を付けた。10年ほど前の「母の日」に長女から妻の一子さん(73)に贈られたもの。本格的な冬を前にひっそりと鮮やかな朱色の花を咲かせ、夫婦を和ませている。
かつて、新婚旅行先の八丈島(東京都)でハイビスカスに魅了されたという夫妻にとっては、思い出がよみがえるプレゼント。育て方を調べながらわが子のように大切に育て、今年も10輪以上の花を咲かせた。
開花時期も終わりかけた10月下旬、寒さ対策のため部屋に入れようとしたところ、まだつぼみが付いていたため様子見していると今月に入って立て続けに直径5センチほどの花を3輪咲かせた。
若松さん夫妻は「この寒さで咲くなんて」「生命力に驚いた」と、小ぶりながらもかれんな花をうれしそうに見詰める。
2016年からの4年間はつぼみが付かず、枯れ始め「一時はもう処分しようかと、諦めかけた」と憲正さん。本を読んだり、苫小牧市サンガーデンに問い合わせたりして対処法を調べ、実践した一子さんは、「もう一度咲かせたいという強い思いと愛情が実を結んだ」と笑顔を見せた。
















