帝国データ札幌支店 10月道内企業 1年9カ月ぶり景気DI「40」台 2カ月連続で改善

帝国データ札幌支店 10月道内企業 1年9カ月ぶり景気DI「40」台 2カ月連続で改善

 帝国データバンク札幌支店は、10月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比2・3ポイント増の40・8となり、2カ月連続改善。2020年1月以来、1年9カ月ぶりに40台に回復した。

 全国平均の景気DI(41・5)との比較では、北海道は12カ月連続で下回った。その差は0・7ポイントで、前月から0・7ポイント縮小した。

 企業の規模別では、大企業が前月比2・9ポイント増の42・2となり、3カ月ぶりに改善。中小企業は2・2ポイント増の40・5となり、5カ月連続で改善した。中小企業のうち小規模企業も1・5ポイント増の42・9となり、5カ月連続で改善。大企業と中小企業の差は1・7ポイントで、前月から0・7ポイント拡大した。

 業界別の景気DIでは9業界中、運輸・倉庫を除き8業界が前月から改善した。最もDIが高かったのは不動産(51・9)で2カ月連続で改善。次いで建設(45・7)、金融(42・6)の順。飲食店や旅館・ホテルが含まれる「サービス」も3・2ポイント増の38・6となり、2カ月連続で改善した。一方、運輸・倉庫は前月比0・2ポイント減の35・6となり、2カ月ぶりに悪化した。

 今後の先行き見通しでは、改善時期を「3カ月後」が41・8(前月調査40・6)、「6カ月後」が43・0(同41・6)、「1年後」が45・8(同45・0)。3指標とも改善を予想している。

 企業からは「回復の兆しが見えてきた」(運輸・倉庫)との声が寄せられる一方、「お客さまはまだ戻ってきていない」(旅館・ホテル)、「購入単価が以前よりも低位に推移している」(飲食料品・飼料製造)などの指摘も。同支店では「新型コロナウイルスの感染者動向に大きく左右される状態に変わりなく、回復は緩やかなものにとどまるだろう」と分析している。

 調査は10月18~31日に、道内企業1107社を対象に実施。569社から回答を得た。回答率は51・4%。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る