47・7%の企業借入金増 3月期決算 全国で北海道最多 商工リサーチ

47・7%の企業借入金増 3月期決算 全国で北海道最多 商工リサーチ

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2021年3月期の企業決算で、道内は47・7%の企業で前期より借入金が増えたことが東京商工リサーチ北海道支社の調査で分かった。全国9地区別では北海道が東北(47・1%)を上回り、最多だった。

 3月期決算の道内企業(2295社)の借入金の状況を前期と比較した。年間を通じてコロナ禍の影響を受けた今年3月期決算では、借入金が増加した企業は1095社(47・7%)と半数近くを占め、減少した696社(30・3%)を大きく上回った。

 20年3月期の借入金の増加企業は29・1%。今年3月期は、前年に比べ18・6ポイントも上昇した。

 借入金が増加した企業の資本金別では、大企業(資本金1億円以上)が30・1%だったのに対し、中小企業(同1億円未満)は49・6%で19・5ポイント上回った。政府の倒産抑制のための支援策「実質無利子・無担保融資」(ゼロ・ゼロ融資)を中小企業ほど活用し、借入金が増えたとみられる。

 借入金が増加した企業の産業別では建設業が54・7%で最多。これに農・林・漁・鉱業(52・5%)、卸売業(47・1%)、運輸業(45・1%)と続いた。

 全国の地区別では北海道が最多で、以下、東北、近畿(44・1%)、四国(43・3%)の順。中国地区が39・2%で最も低かった。

 月商に対する借入金の比率を示す「借入金月商倍率」は4・93倍となり、前期の3・9倍に比べ大幅に上昇。財務の健全度合いを示す「有利子負債構成率」も前期から1・2ポイント上昇して34・5%となった。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る