国連の気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)や世界の若者が温暖化対策の強化を求める「気候正義」集会の報道を読みながら、自分の来し方を考えさせられる。
第2次世界大戦後の昭和20年代に生まれた。これまでに、大きく3種類の暖房器具のお世話になった。小学生の頃はまきストーブ。中学生の頃からは石炭ストーブ。高校を卒業し自活するようになって石油ストーブ。石炭の時代には石炭を入れ過ぎて鋳物製のストーブを真っ赤にし、真冬の室内を30度ほどに暖めたことが何度もある。暖房とは別に、1970年代以降はマイカーブームに乗って自家用車を保有し続け、余暇や仕事で毎年数万キロ以上も走ってガソリンや軽油などの化石燃料を消費したことも忘れてはなるまい。
これが、自分の二酸化炭素排出遍歴、地球温暖化の加害履歴だ。温暖化と大洪水や熱波、干ばつの因果関係が科学的に明らかにされていく。山火事におびえて震えるコアラたちを「かわいそうに」と人ごとのように言っていられる立場ではない。
COP26では日本の温暖化防止への取り組みの不十分さが、改めて指摘された。太陽光や風力発電など再生エネルギー活用の拡大はもちろん、個人でも取り組める電気自動車への切り替え、住宅の断熱や食をはじめとする生活の見直しによる化石エネルギーの消費削減の実践が求められている。子や孫にどんな地球を手渡すのか。課された問いの大きさに身がすくむ。(水)









