鈴木直道知事は12日の道議会決算特別委員会の総括質疑で、15日を期限としていた道民の道内旅行への助成事業「新しい旅のスタイル」について「対象を同居者または個人としていた条件を解除し、12月5日まで延長する」と表明した。延長の狙いとして「新型コロナウイルス感染者の少ないこの時期により一層、利用者、事業者の感染防止対策の機運醸成を図りたい」と強調した。三好雅氏(自民党・道民会議)の質問に答えた。
また、知事は「新しい旅」終了後の12月6日から29日まで「国の補助事業を活用した『どうみん割』を実施する」ことも発表した。道民の道内旅行に対して旅行代金の最大半額(上限5000円)を割り引くほか、飲食店などで使える2000円のクーポンも付与。日帰りや交通付き商品も対象とすることで「効果的な観光振興策を展開していく」と述べた。
三好氏は、感染拡大の「第6波」に備えた医療提供体制のうち、自宅療養者への対応について質問。知事は10月に国が示した基本的な考え方を踏まえ、今後の保健医療提供体制構築方針を策定したことを説明。「この中で最大自宅療養者数を6995人とし、このうち有症状の訴えや救援対応が必要とされる人数を約1割程度の673人と見込んだ」と明かし、外来診療、オンライン診療、訪問診療に対応する医療機関を「全道で405カ所を確保する」との姿勢を示した。
この他、知事は北海道太平洋沿岸で赤潮被害を受ける市町(日高、新冠、浦河、様似、えりも、新ひだか町など16市町)を支援するため、道が16市町への「ふるさと納税」の代理受け付けを12日から開始したと発表。ふるさと納税による寄付は赤潮対策に活用してもらうよう後日、被害市町に届ける。寄付の期間は来年2月末まで。被害地域の支援を目的としているため返礼品はなく、感謝の気持ちを込めた礼状を送る。
また知事は、ふるさと納税の返礼品に関して、道外在住者が道内旅行で利用できる電子クーポンを15日に導入する方針も明らかにした。感染拡大で打撃を受けた観光業などの支援につなげたい意向だ。
総括質疑は三好氏のほか、梶谷大志氏(民主・道民連合)、赤根広介氏(北海道結志会)、宮川潤氏(共産党)も行った。質疑終了後、採決を実施し、2020年度の一般会計など決算案を認定した。
















