JR北海道は12日、2021年第2四半期(9月期)の中間連結決算を発表した。新型コロナウイルス感染症の長期化の影響で、売り上げに当たる「営業収益」は前年同期比2・7%(13億円)減の506億円。会計基準変更で前年比較で実質6・5%(34億円)の増収となった。コロナの影響を受ける前の19年との比較では6割程度の営業収益にとどまる大変厳しい経営状況が続いている。
営業費用は、収益認識基準適用の影響で60億円減の844億円。これにより営業損益は、赤字幅が46億円縮減し338億円の赤字となった。過去最大の赤字とだった前年度(519億円)に次ぐ規模。経営安定基金運用益は、国からの「経営安定基金の下支え」支援に伴う評価益の実現化(335億円)で309億円増加した。特別損益に国からの支援(62億円)などを計上したことで四半期純利益は332億円改善し、一時的に183億円の黒字に転換した。黒字は17年以来4年ぶり。
運輸事業は、鉄道利用の増加に加え乗り合いバスも回復。JRタワーなど不動産賃貸業とホテル業は営業(稼働)日数の増加。関連事業の苗穂駅前のマンション販売収入で増収となった。
第2四半期単体の営業収益は前年比4・6%(11億円)増の250億円、純利益は196億円の黒字となった。
当初業績予想で通期の連結最終赤字を145億円とした今後の見通しについて、綿貫泰之副社長は「下期は除雪費などの費用がかさむ」とし「国や道の施策を活用しながら当社も挽回(ばんかい)策を進め、コスト削減にも取り組み、達成したい」と述べた。
















