通常は規制されている苫小牧港・東港の内防波堤(一本防波堤)の先端側500メートルが3日、釣り人に有料開放された。来春「釣り防波堤」としてオープンするため、試験的に開けて課題を探った。かつての人気ポイントだけに定員を超える予約の申し込みがあり、注目度の高さを裏付けた。
コラム子も釣りをする。釣り歴が長いばかりで腕はないが、一本防波堤は20年以上前に中間辺りで投げ釣りをしたことがある。その時は小さなカレイと中型のアブラコが釣れた。当時、先端は根魚狙いの人気場所だった。現在は有刺鉄線を巡らせたフェンスが防波堤の中間にあり、立ち入りは禁止されている。
東港の防波堤開放は、国の釣り文化振興モデル港の指定で動きだした。管理者を置いて釣り場として運用する。全国では後発だが、道内では第1号だ。近年、ブームもあって荷役や水揚げが行われている港の岸壁では釣り人が顕著に増えている。西港でも船や荷役、運送業者、漁業者らとのトラブルが増えた。時を同じくして港から釣り人を排除する動きが全国で広がる。苫小牧でも、無自覚になされる釣り人の危険行為やトラブルに頭を抱えている業者の声は切実だ。このタイミングで苫小牧港管理組合は釣り人への警告看板を20カ所以上に設置した。
排除は解決ではない。共存と誘導、新たな親水空間でまちづくりや活性化も図れないか。西港には西防波堤もある。さらなる展開に知恵を出したい。(司)









