苫小牧市は18日、本町の市文化交流センターで、市内の動植物や環境保全の在り方について学識経験者から意見を求める生物多様性専門家会議を開いた。市生物多様性推進事業の一環。市は会議の内容を今年度中に整理したい考え。
会議にはオンラインを含む6人が参加。環境省や道自然環境課の職員もオブザーバーとして加わった。
帯広畜産大学の藤巻裕蔵名誉教授は「勇払原野は、湿地の減少などで環境を失っている草原性鳥類が生息する重要な一帯」と保全の意義を評価。札幌市立大の矢部和夫専門研究員は「市内の希少な動植物を調べていくのは、市にとって財産目録を作るようなもの。市民参加型でデータベースづくりを進めるべき」と進言した。
エゾシカ協会の赤坂猛代表理事も「先人の話を聞き取りし、昔から今に続く環境の移り変わりを記録しては」と述べた。北海道大学公共政策大学院の小磯修二客員教授は、森づくり活動や森林セラピーなどを展開する苫東コモンズの活動に触れ「地域住民が草原や森林資源を共同で利用するコモンズのコンセプトに注目したい。市民活動のさらなる広がりに期待する」と話した。
















