立憲民主代表選 地方遊説スタート 札幌に4候補集結 道内党員票獲得向け 党立て直しへ論戦

小川淳也氏

 19日告示された立憲民主党の代表選は21日、地方遊説が始まり、立候補した逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の4氏が札幌市に集結した。街頭演説会、公開討論会、共同記者会見を開き、党の立て直しをめぐり熱い論戦を展開。道内の党員・地方議員票獲得へ向け、政策を訴えた。

 立憲民主は、10月31日投開票の衆院選の多くの小選挙区で、候補者を一本化する「野党共闘」を実現させたものの比例代表で伸び悩み、改選前から議席を13減らした。その責任を取って枝野幸男代表が辞任。代表選はその後任を選ぶもので、今月30日に投開票される。

 地方遊説初日の札幌では、中央区の紀伊國屋書店前で街頭演説会を開催。4候補が次々にマイクを握った。

 党道連代表を務める逢坂氏は「この4年間、枝野さんと共に積み上げてきた立憲民主党の魂、精神を大事にしながら、バージョンアップしていく」と力説。枝野路線を引き継ぐが「政策のウイングを広げたい」と強調。日本のさまざまな課題解決のカギは「教育」が握っていることを指摘し、「教育現場でも格差が広がっている。代表になったら、まず教育政策に力を注ぎたい」とぶち上げた。

 小川氏は地盤の香川1区について「なかなか大変な選挙区」で、「対立候補は地元新聞のオーナーで前デジタル大臣。大きなクルーズ船と戦ってきた」と表現。日本政治について「国民をないがしろにして、国家の意向ばかり優先。権力が長らく私物化してきた」と自公政権を痛烈に批判。「うそや偽り、ごまかしの政治に、しっかりと対抗する勢力を育てなくてはいけない」とボルテージを上げた。

 「私は18歳まで北の大地、北海道で育った」と切り出した泉氏は、衆院選の結果について「大変厳しいものがあった」と総括。「多くの無党派、国民がどう思っていたか。真摯(しんし)に反省しなけれはならない」と党再生への決意を披露。「党の支持層を広げなければ、今のままでは政権に近づけない」と強調し、「国民のために働いていると思ってもらえる大きな党にしていく」と声をからした。

 唯一の女性候補の西村氏は「理不尽を許さない。そういう社会をつくりたいと立候補した」と説明。昨年来続くコロナ禍の政治について「本当に暮らしに向き合った政治をやっているのか」と疑問視し「国民の命と暮らしを守る」政治に変えていくことを力説。「一人一人の人権に寄り添い、理不尽を解決する。もう一度ボトムアップの政治を、私が先頭に立って頑張りたい」と支持を訴えた。

 4氏は市内のホテルで公開討論会も開催。「新型コロナ対策・農政を含めた地域活性化策」を主要テーマに、熱く論戦を交わした。

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