苫小牧美術愛好会会員の遠藤忠志さん(88)=苫小牧市澄川町=の個展「米寿を記念した油彩画回想展―アンデパンダン展の記録―」が30日まで、市内表町のファッションメールプラザギャラリーで開かれている。遠藤さんが20年以上にわたって手掛けた作品の中から、えりすぐりの11点を展示している。
かつて市内で看板業「アドスタジオエンドー」を営んでいた遠藤さん。2001年、皮膚がんで左目を失明し、廃業して以降は独学で油彩画を描き続けている。1970年の開業当初から看板を手掛けるなど縁が深い同プラザでの個展は9回目。
遠藤さんが12日に米寿を迎えたことにちなみ、2002~19年の「苫小牧アンデパンダン展」に出した作品を振り返る。初出品の風景画「早春の樽前山」(02年)や、アイヌ文化研究者の故萱野茂さんが伝統工芸に取り組む様子を描いた「アイヌの伝統工芸」(19年)などのほか、米寿祝いでプレゼントされた花の絵、新型コロナウイルス流行下で完成させた自画像といった最新作も並ぶ。
遠藤さんは「振り返ると『楽しかったな』と思える作品ばかり。記念の個展を開くことができてうれしい」と笑顔を見せる。
入場無料。午前10時~午後6時。
















