北洋大学女子バスケットボール部が27、28日に新潟県で開かれる第88回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会に出場する。27日の1回戦でWリーグの新潟アルビレックスBBラビッツと対戦、結成2年目で初めてプロチームに挑む。
北海道大学バスケットボール春季選手権大会優勝の実績もあって、道バスケットボール協会の推薦で出場が決まった。9月に行われる予定だった1次ラウンドは新型コロナウイルスの感染拡大で中止された。2次ラウンドは22チームが出場、新潟県、愛媛県、大阪府の3会場で行われる。北洋大は新潟県のトーナメント(7チーム)に組み込まれ、新潟アルビレックスに勝つと、シャンソンVマジック(Wリーグ)―新潟医療福祉大の勝者とぶつかる。
チームは初戦に向けて、新潟アルビレックスの試合映像を見て研究を重ねてきた。1人のプレーヤーに対して2人で守備をするダブルチームを多用することが分かり、「ダブルチームされる前にパスを出す早い判断が求められる。速攻で得点する形をつくりたい」と曽根有紗主将(2年)。
プロリーグの富士通レッドウェーブで2シーズンプレーした経験を持つフォワードの梶原理奈(同)は「大学のチームとしてプロと対戦するのはなかなかないチャンス。楽しむだけでなく、このメンバーで勝つことも目標にしたい」と意気込む。一ノ瀬和之ヘッドコーチも「競るゲームにしたい。観客を楽しませるような試合ができれば」と期待する。
フォワード會田芽夢(1年)はけがの影響で欠場。残る6人の少数精鋭で戦う。曽根主将は「やるからには勝利が目標。全員が強気のプレーをしたい」と抱負を語った。


















