苫小牧市は、2020年度の市役所や市内公共施設の事務、事業活動における温室効果ガス・二酸化炭素(CO2)排出量を公表した。基準年の13年度比で全体のCO2排出量は8・7%減ったが、電力や自動車利用などエネルギー消費に伴うCO2排出量については1・6%増えた。
数値の公表は、CO2やエネルギー使用量の削減を推進する「第3期苫小牧市役所エコオフィスプラン」に基づく取り組み。市沼ノ端の沼ノ端クリーンセンターで処理したごみを組成分析するなどして計測した。
20~25年度の6カ年を第3期とし、市の公共施設すべてを対象に25年度までに、13年度基準値からの15・1%CO2削減を目標に掲げている。
今年度、市が収集したプラスチックごみの焼却量は基準年比26・7%減の1万7534トン。13年7月に家庭ごみを有料化して以降、分別意識が徐々に高まり、焼却量が減ったとみられる。
一方、エネルギー使用に伴うCO2排出量は基準年比1・6%増の4万2999トン。公用車の低燃費化などで自動車のエネルギー使用量は減ったが、小中学校や図書館など教育施設での増加が顕著だという。
市環境保全課は新型コロナウイルス対策の換気が徹底され、冬場の暖房使用量が増加したことが主因とみている。
桜井理博課長は「全体のCO2排出量は減っているが、基準年と比べて増えている部分もあり、引き続き減らす取り組みが必要」と説く。
市は今年8月、50年にCO2排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、庁内での節電の推進を含めた新たな削減策を模索中。桜井課長は同月、庁内でゼロカーボンシティ実現に向けたプロジェクトチームが発足したことに触れ「具体的な削減方法は検討中だが、エコオフィスプランの数値についても見直す予定」としている。
















