小学6年生と中学3年生を対象に実施した2021年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、道教委は30日までに、独自に分析した「北海道版結果報告書」を公表した。小中学校とも全教科で全国平均に届かなかったものの、中3は全国平均との差が縮まった。道教委は「自分の考えを持ち、筋道を立てて説明する力を付けることが課題」と指摘。授業以外の勉強時間が短く、長時間ゲームをする傾向が見られることから、学校と家庭・地域が連携して学習や生活習慣を改善する取り組みが必要としている。
報告書は、教科(国語、算数・数学)に関する調査と生活習慣などに関する質問紙調査の結果を合わせ、「検証改善サイクルの確立」「授業改善」など四つの視点から分析。改善の方向性、学校の実践事例などをまとめた。
学力テストの正答率は、小6の国語と算数、中3の国語と数学すべてで全国平均を下回った。管内別では小6の国語で桧山(65・3%)が全国平均(64・7%)、全道平均(63・2%)を上回った。小6の算数では桧山(69・4%)、石狩(68・8%)、上川(68・2%)が、全国平均(70・2%)よりは低いものの全道平均(67・5%)を上回った。
中3の国語は石狩(65・6%)、桧山(65・4%)、十勝(65・2%)が全国平均(64・6%)と全道平均(64・5%)を上回り、数学は石狩(57・8%)が全国平均(57・2%)と全道平均(55・9%)を上回った。市町村の規模別に見ると、学習の機会が多い札幌などの大都市や中核都市ほど正答率が高かった。
質問紙調査で「学校に行くのは楽しいと思う」と回答した児童生徒の割合は全国平均を下回り、特に中学校で全国との差が大きかった。▽「話し合う活動を通じ自分の考えを深めたり、広げたりできた」と回答▽1日当たりの学習時間が長く、テレビゲームをする時間が短い▽「自分で計画を立てて勉強している」と回答―の児童生徒は平均正答率が高かった。
道教委は「すべての子供たちが社会に出るために必要な学力を身に付けることができるよう報告書を活用してほしい。地域や学校に応じた支援を積み重ね、子供たちの学力向上につなげたい」としている。
報告書は、道教委のホームページに掲載している。
















