苫小牧市沼ノ端中央の「東地域包括支援センター」は、地域住民が気軽に立ち寄れる多目的スペース「弐号館」を同センター事務所の隣に開設した。ふれあいサロンや講座などさまざまな用途での活用を想定。米田清美センター長は「地域の皆さんに自由に使ってもらいたい」と話す。
弐号館はJR沼ノ端南口近くの雑居ビル1階に入居する同センター隣の空き店舗を使用。床面積は約80平方メートルあり、センターとの間の壁にドアを設け、室内からも行き来できるようにした。
歌声サロンや介護予防教室などセンター主催の事業のほか、介護・福祉関係者の会合の場として開放する。住民主催のイベントや展示会のスペースとしても貸し出す。
催しがないときもセンターが開いている平日の日中などは基本的に利用可能とし、買い物途中の高齢者や散歩中の親子、通学途中の高校生らがふらりと立ち寄って休憩や交流の場として活用してもらいたい考えだ。
この地域ではこれまで、沼ノ端コミュニティセンターなどの公共施設で、歌声サロンや地域食堂といった住民の交流行事が頻繁に開かれていたが新型コロナウイルスの影響で、約2年間、そうした催しは皆無に。十分な感染対策を講じながら、人々が気軽に集える場をつくろう―と、弐号館を立ち上げた。
26日のオープニングイベントには、新たな集いの場誕生を待ちわびた住民ら約30人が参加。市内在住のシンガーソングライターのかんばやしまなぶさんがオリジナル曲や「ふるさと」などの童謡をギターで弾き語り、参加者は手拍子をしながら生演奏を楽しんだ。
市内植苗から訪れた女性(79)は「買い物や通院などで外出したついでに立ち寄って、誰かと話せる場所ができて何より。また遊びに来たい」と笑顔だった。
米田センター長は「弐号館を使い、積極的に催しを開いていきたい。地域住民にも、自由な発想で活用してもらえれば」と語った。
















