白老町出身の江幡俊介(八戸学院大4年)がサッカーJ3のヴァンラーレ八戸に入団することが決まった。苫小牧市内のクラブチーム、エルソーレFCから初のプロ選手誕生。「活躍して地元にいい報告ができるように頑張りたい」と意気込んでいる。
今年9月までにヴァンラーレの練習に3回参加して自身の実力をアピール、監督らの評価が高く加入が内定した。11月上旬に同大で開かれた内定記者会見では「小さな頃からの夢がかない、素直にうれしい。最後まで諦めない気持ちでプレーしてチームに貢献したい」と抱負を語った。
江幡は白老中時代にエルソーレに所属。大谷室蘭高ではFWで1年時からメンバー入りし、2年時にはMFに変更して主力選手として活躍した。3年時の2017年には全国高校総合体育大会道予選で優勝、全国大会出場も果たした。
八戸学院大サッカー部ではFWの今季、公式戦で8ゴール11アシストをマーク。コーナーキックを任される機会が多く、アシスト数が伸びた。「周りを生かすプレーも得意」という。
来季のフォーメーションは未定だが「どのポジションを任されても求められる働きをしたい」と頼もしい。武器は強じんな体力に伴う運動量。攻撃だけでなく、守備での貢献も期待される。「守備でも体力を使えるので攻守でハードワークしたい。味方へのアシストも狙ってゴールに絡めれば」
大学4年間でシュート力も磨きをかけてきた。GKとの1対1のシュート練習を重ね、「タイミングをずらしてGKが取りづらいシュートを打てるようになって自信になってきた」と手応えを感じている。
ルーキーイヤーに向けては「今まで指導者や家族、仲間に支えられてきたので、その感謝を忘れずにプレーする。プロ選手としての自覚を持って戦っていきたい」と抱負を語った。

















