道は、高齢や病気の家族を世話する「ケアラー」(無償介護者)の支援条例の素案をまとめた。パブリックコメント(意見公募)も始めており、来年2月の第1回定例道議会に条例制定案を提出する。
道が行った実態調査で、ケアラー自身に自覚がないことや相談支援機関、学校など周囲の理解度が低いことが判明。特にヤングケアラーは約8割が誰にも相談したことがない状況にあることを重視。ケアラーの認知度を高め、早期に発見し、適切な支援につなげるため独自条例を制定する。
素案は庁内連携会議や有識者会議の意見を踏まえ、まとめた。基本理念として「全てのケアラーが社会から孤立することなく、将来にわたり自分らしく夢や希望を持って暮らすこと」を掲げた。特にヤングケアラーの支援については「子供の権利、利益が最大限に尊重され、心身ともに健やかに育成され、適切な教育の機会が確保されるように行わなければならない」とした。
道の責務のほか、道民・事業者・関係機関・教育機関・支援団体の役割も明記。基本的施策としては▽普及啓発の促進▽ケアラーの早期発見および相談の場の確保▽ケアラーを支援するための地域づくり―の3項目を掲げた。
道では、28日まで行う道民からの意見公募の結果や有識者会議での意見を踏まえ、条例案をまとめる構えだ。
















