道は8日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、独自に設定している「警戒ステージ」を見直し、新しい感染対策の指標となる「レベル分類」を決定した。医療の逼迫(ひっぱく)を重視した0~4の5段階のレベルを設定。「レベル2」で、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の国への要請などを検討する。鈴木直道知事は「オミクロン株(新しい変異株)の動向を注視し、必要に応じてレベルの移行など迅速かつ機動的な対応ができるよう、万全の体制を整えてほしい」と本部員に指示した。
国がコロナ対策を判断する指標を、新規感染者数などに基づいた4段階の「ステージ」から、医療の逼迫を重視した5段階の「レベル」に変更することに伴い、道も独自の「警戒ステージ」を見直した。
新たなレベル分類では▽感染者ゼロレベル(レベル0)▽維持すべきレベル(レベル1)▽警戒を強化すべきレベル(レベル2)▽対策を強化すべきレベル(レベル3)▽避けたいレベル(レベル4)―の5段階を設定。それぞれ移行指標と対応の目安を定めた。
「レベル2」には(1)病床(または重症病床)使用率が20%を超える(2)新規感染者数が人口10万人当たり15人を超える(3)療養者数が10万人当たり20人を超える―の3要件を全て満たした場合に移行。一定期間(2週間程度)感染が継続する場合は、国へのまん延防止等重点措置の要請を検討。さらに感染拡大が継続する場合は、緊急事態宣言についても国と協議する。
レベルの運用については「原則、全道域」としつつ、人の往来が多く感染拡大の中心となってきた札幌市とそれ以外の別の地域を分けて運用。札幌の対策に関しては、通勤や通学による感染の広がりなどを考慮し、「周辺市町村も対象とすることを検討する」とした。
知事は「ワクチン接種が進む中、新規感染者数の動向を把握しながら、医療逼迫の状況に重点を置いてレベルの移行を検討していくことになる」と説明。現在の本道は最大2214床の病床を確保し「レベル1」の状況にあるが、感染拡大「第6波」に備え、「引き続き医療提供体制を充実しながら新たなレベル分類の下、感染動向の分析、評価を進めていく」との姿勢を示した。
また、知事はオミクロン株について「海外、道外に滞在歴のある患者、感染経路不明の患者の全ての検体をゲノム解析しているが、現在まで道内では確認されていない」と説明。感染力やワクチン効果など不明の点が多いことも指摘し、「引き続き高い警戒感をもって対応していく」と述べた。



















