苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場の葛西龍生(拓進小6年)と塚本大剛(同4年)は11月に大阪府で開かれた大阪城杯夏の陣第27回オープントーナメントグランドチャンピオン決定戦第1次選考会で好成績を残し、来年6月のグランドチャンピオン決定戦に出場する。
葛西はグランドチャンピオン決定戦初出場。選考会では小学6年生男子重量級の部で3位入賞。朝比奈勇真(極真関西)との1回戦では、終盤に技を連発するラッシュで攻勢を強めて判定勝ちしたが、準決勝で夏山李空(白蓮会館)に判定負けを喫した。突き技と膝蹴りを中心に攻めたが、「相手の手数が上回った」。
165センチの高い身長も武器。グランドチャンピオン決定戦には得意とする膝蹴りに磨きをかけて挑む。「力を出し切って優勝を目指す」と気合十分だ。
塚本は小学4年生男子重量級の部で準優勝。突き技を打ち続ける粘りを見せて勝ち上がったが橋本一毅(白蓮会館)との決勝では上段突きや膝蹴りに対するガードが甘く、押された印象で、判定負けを喫した。
決定戦に向けては、ラッシュの練習に力を入れている。インターバルを設けながら1分半1セットを1時間続けるハードな内容で、「筋力と体力をアップさせたい」。決定戦は今年6月に出場した大会でベスト8敗退。「次こそ優勝したい」と意気込みを新たにしている。

















