市総合防災訓練 来月13日に冬期初開催 住民参加は来年度に見送り

市総合防災訓練 来月13日に冬期初開催 住民参加は来年度に見送り

 苫小牧市は9日、新型コロナウイルスの影響で8月29日から延期していた総合防災訓練について、対象を市職員と関係機関に絞り、来年1月13日に実施することを明らかにした。冬期間の開催は初めてで、積雪や寒冷を踏まえた災害対策本部運営や避難所開設・運営の各訓練を進め、避難所のコロナ感染症対策も検証する。感染状況悪化の不安や厳冬期であることから住民参加は求めず、白老町への広域避難訓練は来年度に見送る。

 同日の市議会安全・安心および市民ホールに関する特別委員会(牧田俊之委員長)で公表した。

 災害は積雪期の樽前山中規模噴火を想定。災害対策本部運営訓練は市本庁舎2階防災フロアで行い、市職員約40人、室蘭地方気象台や苫小牧署、陸上自衛隊から担当者各2人が参加。山の雪や氷が溶けて発生する「融雪型火山泥流」を考慮した避難区域を定め、住民避難の手順を確認し合う。

 樽前山火山避難計画が8月に改定され、火砕流の影響が大きい覚生川の東西で避難場所を分け、西側の住民は白老町に広域避難させる内容となった。今回は同町職員との情報伝達訓練にとどめ、市内西部の住民参加の広域避難訓練は、樽前山山頂からの避難誘導訓練と併せ、来年度に行う。

 避難所訓練は苫小牧東小学校体育館で、市職員約60人を避難者と運営側に分けて実施。受け付け時の検温や消毒など感染症対策を反映した受け入れや間仕切りの設置を練習し、避難所のレイアウト、暖房資機材の使用方法、効果も見極める。

 市は感染状況が悪化しても訓練の再延期はしないとし、中止する場合の基準も示した。

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