建設業の受注実態を表す国の基幹統計の調査で、国土交通省が建設業者から提出された受注実績のデータを無断で書き換えていた問題で、回収実務を担った道は15日、道庁内でも同省の指示に従い2019年11月まで恒常的に書き換えを行っていたことを明らかにした。記者会見した道建設部の斎藤知郷建設業担当局長は「道としては国の指示に基づき作業を進めた。疑問を感じたことはなかった」と説明した。
この調査は「建設工事受注動態統計」で、建設業者が公的機関や民間から受注した工事実績を集計したもの。国内総生産(GDP)にも使用されている。
道によると、作業は職員1人が担当。毎月10日に道内の500社程度から前月分の受注実績を記した調査票を回収し、課長の決裁を経て国交省に報告していた。全国のケースと同様、業者が提出期限に間に合わず、数カ月分をまとめて提出した場合に、この数カ月分の合計を最新1カ月の受注実績のように書き直していた。国の「手引き」を基に、要領を指示されていたという。
会見した斎藤局長は「調査票の写しは過去5年分保管している」としたものの、書き換えが始まった時期や件数は不明と説明。「国が書き換えを行ったという報道もあるので、道から提出した調査票がどう処理されていたのか、国に教えてほしい」と語った。
















