屋根付き岸壁の修復完了 苫小牧港・漁港区 火災で焼失

屋根付き岸壁の修復完了 苫小牧港・漁港区 火災で焼失
16日から供用を開始した屋根付き岸壁=苫小牧港・漁港区

 2020年3月の火災で一部が焼失した苫小牧港・漁港区の屋根付き岸壁の修復工事が完了し、16日、供用を開始した。屋根の一部を解体し、21年3月から立て替えを行っていた。港湾関係者は火災予防を徹底しながら、同区から水揚げされる魚介類の輸出促進を図る。

 室蘭開発建設部苫小牧港湾事務所によると、屋根付き岸壁は3棟(全長251メートル)でコンクリート製。水産物の品質を確保し、苫小牧港からの輸出を促進するとともに、漁業者を雨風から守り、就労環境を向上させることが目的で、20年3月に完成した。

 火災で焼失したのはB棟(延長75メートル、高さ5メートル、奥行き8メートル)と呼ばれる部分で、西側半分の天井や柱、壁などを燃やした。人的被害はなかったが、出火原因は不明という。

 同事務所は20年4~11月に危険度判定や今後の対応を検討し、立て替えを決定。同11月~21年1月に苫小牧漁業協同組合が屋根を撤去し、3月から修復工事に着手、今月15日に完成した。工事費は約2億3000万円。

 苫小牧港を管理する苫小牧港管理組合の平沢充成専任副官理者は「漁協と連携しながら水揚げの効率化や地域経済活性化、水産物の輸出促進を進めたい」と話した。

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