問題をより身近に、寸劇動画でいじめ防止―緑陵中

問題をより身近に、寸劇動画でいじめ防止―緑陵中
掃除当番を押し付けるシーンを見る生徒ら

 苫小牧緑陵中学校(荒川歩校長)は15、16両日、全校生徒270人を対象にいじめ防止集会を開いた。生徒が演じたいじめの動画を見ながら、いじめを防ぐためにできることを考えた。

 道徳の授業の一環。生徒が関わることで問題をより身近に考えてもらおうと、掃除当番を他の人に押し付けて帰ったり、ゲーム機を無理やり借りたりする寸劇を生徒会役員が演じ、収録した動画を各教室で放映した。

 生徒たちは、登場人物がどう行動すれば良かったかを考え、せりふを書き換えて発表。2年2組の教室では、24人が5班に分かれて「被害者は黙ってしまうのではなく、意思表示が必要」「周囲の人が指摘すれば、加害者も自分が悪いことをしていると気付けるのでは」などと話し合いを進めた。ある班では、当番を押し付けようとする人に周りの人が「掃除はみんなでやるものだよ」と声を掛ける案を出していた。

 担任の星祐貴教諭(29)は「被害者、傍観者のどの立場になっても自分ができることはあることを意識してほしい」と指摘。中島将希さん(14)は「いじめをなくすためには、自分の意思を大切にして、加害者に負けない姿勢が大切だ」と考えを深めていた。

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