一休そば(苫小牧市有明町)は、10月に火災で内部を半焼した総本店(同町)の建て替えを急ぎ、2022年春のオープンを目指す。多くの市民が心配する中、年越しそばの予約も店舗隣のプレハブで受け付け中で、早川陽介代表は「一日も早く店を立て直したい」と強い思いを語った。
火災は10月3日午前3時40分ごろ、通行人が発見し、通報した。連絡を受けた早川代表が現場に駆け付けると、1983年の建設から40年近く親しまれてきた総本店の屋根から炎が出ていた。店での思い出が走馬灯のようによみがえり「悔しさやむなしさで涙が出た」と振り返る。
新型コロナウイルスによる国の緊急事態宣言が解除され、落ち込んだ売り上げを盛り返そうとした矢先の悲劇だった。早川代表は意気消沈したが、けが人や周囲への延焼がないことを確認し、何をすべきか従業員と話し合った。▽総本店のスタッフの雇用維持▽できるだけ早期に店を復活させる―の二つを最優先事項とした。
新しい総本店は、木造地下1階地上1階建て、延べ床面積約220平方メートル。席数は88席と、以前から8席減らし、個室を無くしたが、ボックス席を増やしてバリアフリー対応とした。駐車場は11台増の58台分を確保し、大型車も駐車できるようにした。
75年の創業当初の店をイメージした白い壁とし、全体の形に長年親しまれた総本店の面影を残す。早川賢常務は「地下で寝かせているかえし(そばつゆのもと)を見てもらえるようにする」という。早川代表は「来年の大型連休に間に合わせたい。再開を期待してくれる方の声に応えていく」と誓った。
毎年店舗で予約、引き渡しを行っている年越しそば(予約販売価格=3人前税込み1200円など)は、総本店の隣にプレハブの予約受付所を設置した。26日まで受け付ける。引き渡しの営業時間は27~30日が午前11時~午後6時、31日は午前11時~午後4時。
予約は同社 電話0144(72)3941。



















