サッカーの第101回天皇杯全日本選手権は19日、東京・国立競技場にほぼ満員の約5万8000人の大観衆を集めてJ1勢同士による決勝が行われ、浦和が大分を2―1で下し、3大会ぶりの優勝を果たした。前身の三菱重工時代を含め、慶応BRBの歴代最多に並ぶ通算8度目の栄冠。来季J2に降格する大分は初制覇を逃した。
浦和は開始早々に江坂のゴールで先制。後半終了間際に追い付かれたが、同ロスタイムに途中出場の槙野が決勝点を挙げた。天皇杯優勝チームとして来季アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場が決まった。
来年1月末にワールドカップ(W杯)アジア最終予選再開を控えることなどから、今大会は恒例の元日決勝ではなく、3大会ぶりに年内に実施された。
◇臆せず戦った
浦和・ロドリゲス監督 追い付かれても自信を持って臆することなく戦った。厳しい一年間だったが、目標のACLの切符を手に入れて満足している。
◇率直に悔しい
大分・片野坂監督 率直に悔しい思いを、時間がたつにつれて感じている。厳しい試合展開で何とか同点に追い付いた。この悔しさを忘れず1年でJ1に戻ってほしい。




















