帝国データバンク札幌支店は、人手不足に対する道内企業の10月の動向調査結果を発表した。正社員が「不足している」と回答した企業の割合は50%となり、前年同月に比べ5・8ポイント上昇。2年ぶりに50%台となり、再び人手不足感が高まっている。ただ、新型コロナウイルス感染拡大前の2年前の10月に比べると3・2ポイント下回った。
「不足」している企業の規模別では、大企業が53・8%(前年同月比4・9ポイント増)となり、4年ぶりに前年同月を上回った。中小企業は6ポイント増の49・2%、中小企業のうち小規模企業も6・7ポイント増の48・7%となった。
業種別では、「農・林・水産」と「建設」が共に67・7%と人手不足が最も深刻に。「サービス」も前年同月比12・6ポイント上昇して53・2%と5割を超えた。逆に「不動産」(16・7%)と「金融」(28・6%)は不足感が低い。
一方、非正社員が「不足している」と回答した企業の割合は32・4%となり、前年同月比で2ポイント上昇。2年前と比べると3ポイント低くなっている。
「不足」している企業の規模別では、大企業が前年同月から横ばいの33・3%。中小企業は2・4ポイント増の32・2%、中小企業のうち小規模企業は6・1ポイント増の35・2%と共に非正社員の不足感が高まっている。
業種別では、「運輸・倉庫」が56・5%で最多。以下、「農・林・水産」(55・6%)、「建設」(43・1%)が続いている。
同支店では「感染が拡大する2年前の水準まで戻っていないものの、経済活動の本格再開によって人手不足感は再び高まる傾向にある」と分析している。
















