サッカー元日本代表 54歳カズ 去就に注目 J最年長プロ37年目 ゴールと出場機会求め

サッカー元日本代表 54歳カズ 去就に注目
 J最年長プロ37年目 ゴールと出場機会求め
自主トレで笑顔を見せる横浜Cの三浦知良=16日、堺市

 サッカー元日本代表で、来季J2に降格する横浜CのFW三浦知良(54)の去就に注目が集まっている。J2や日本フットボールリーグ(JFL)などの複数クラブからオファーが届いていると明かし、「(心を)フラットにして会って、全部終わってから決めたい」。残留も含め、年内にも決断したいという。

 横浜C加入17年目の今季は、リーグ戦出場1試合、出場時間はわずか1分だった。「自分の実力だから仕方ない」と言いつつも、「悔しいし、情けなく感じた」。13季ぶりにJ1復帰した昨季と合わせリーグ戦出場は計5試合。期待されたJ1最年長ゴール記録の更新を果たせずに終わった。

 「ピッチで戦える場所を選択したい」と話すように、出場機会の減少が移籍を探る最大の理由。公式戦ゴールもJ2時代の2017年3月から遠ざかっており、「1試合でも出て、ゴールというところにエネルギーを持っていっている」。気力は衰えず、シーズン終了後、大阪で自主トレに励む。

 J2琉球やJリーグ入りを目指すJFLの鈴鹿ポイントゲッターズなどが関心を示している。スポンサーや観客を集められる「カズ」の人気は、地方クラブなどにとっていまだに大きな魅力だ。

 海外クラブも候補にあるという。仮にJリーグ以外となると「プロ」として第一線から離れることを意味しかねないが、「カテゴリーを落として試合に出られるかというと、それ自体も簡単なことではない」と覚悟を示す。横浜Cは引き留めを図るが、Jリーグ最年長はプロ37年目の来シーズンへどんな選択をするのか。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る