スポーツ庁 全国体力・運動能力調査 本道小中生は前回比低下

スポーツ庁 全国体力・運動能力調査 本道小中生は前回比低下

 スポーツ庁は24日、小学5年生と中学2年生対象の「2021年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を発表した。道教育委員会は本道の状況を公表し、北海道の小中学校の男女いずれも体力合計点が全国平均に届かなかった。さらに前回(19年度)に比べて小中の男女とも体力合計点は低下した。全国平均との差では、小学校男女で改善傾向が見られたが、中学校男女は全国との差が広がっている。

 調査は21年4~7月末に道内の小学校990校3万8872人と中学校599校3万6308人に、握力や上体起こし、反復横とび、50メートル走、ソフトボール投げなど8種目の実技調査と質問紙調査を行った。コロナの影響で調査は2年ぶり。

 小学男子の体力合計点は、全国52・52に対し51・80で差は0・72ポイント。19年度と比べて全国との差は0・07ポイント縮まった。種目別では反復横とびは全国の40・35に対し40・25で差はわずかだった。19年との差は0・26ポイント縮まった。今年度、全国を上回った種目は握力とソフトボール投げの2種目。上体起こしと反復横とび、50メートル走、ソフトボール投げの4種目は全国との差が縮まった。

 小学女子は、全国54・64に対し53・56で差は1・08ポイント縮まった。19年度との差もわずかだが小さくなった。種目別で全国を上回ったのは握力とソフトボール投げ。上体起こしと反復横とび、20メートルシャトルランで全国との差が縮まった。

 中学男子は、21年度の体力合計点は39・31で全国とは1・87ポイントと広がった。種目別では、握力が全国を上回り、上体起こしで全国との差が縮まった。

 中学女子は、21年度の体力合計点は44・77で全国との差は19年度に比べ0・17ポイント広がった。全国を上回る種目はなかった。上体起こし、長座体前屈、50メートル走、ハンドボール投げは全国との差が縮んだ。

 質問紙調査で「体育の授業以外で1週間の総運動時間が60分未満」と回答した割合は、小学女子は全国平均より低く、小学男子と中学男女は全国平均を上回った。さらに「コロナ前に比べ運動やスポーツの時間が減った」と回答した割合は、小学女子は全国平均並みだったが、小学男子と中学男女は全国平均を上回った。

 道教委は、新型コロナの影響に伴う休校で運動能力、体力が減少したと分析。「1週間の運動が60分未満」の割合が全体で高いうえ、部活やスポーツクラブに所属する割合が低く「体育の授業で自分の動きがよくなっていると実感している」の回答割合も低かった。中学女子は運動をする、しないの2極化が顕著という。

 また、体重と身長の体格平均値から小学男女と中学男子が全国平均を上回り肥満傾向が著しかった。

 道教委は、体力が全国平均に届かなかった原因について(1)運動時間の減少(2)スマホを見る時間の増加(3)肥満傾向の児童、生徒の増加と新型コロナウイルスの影響を挙げる。全国との差が改善した点については「『どさんこ元気アップチャレンジ』や学校単位の体力向上イベント、小学校の体育専科教員による取り組みが功を奏した」とした。

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