苫小牧市消防本部のまとめによると、2021年の市内の火災発生件数は11月末時点で、前年同期比5件増の50件だった。建物火災や車両火災が相次ぎ、すでに昨年1年間の件数と並んでいる。同本部は防火警戒を強化するとともに、市民に年末年始の火災予防徹底を呼び掛けている。
死傷者数は死者2人(前年同期比4人減)、負傷者は13人(同6人増)だった。
火災種別に見ると、建物火災が同6件増の32件で最多。車両火災が同2件増の11件、ごみステーションからの出火や空き地のごみが燃えるなど「その他」が同5件減の7件となっている。
建物火災は4月24日朝に三光町、7月28日夜に双葉町のアパートから出火。それぞれ住人とみられる男性1人が亡くなった。
車両火災は、昨年1年間と同数の11件に達した。同本部の管理調査課は燃料やエンジンオイルなど潤滑油が漏れ出てマフラーに付着し、着火する整備不良に伴うケースが目立つと指摘。「半年ごとや走行距離に見合った定期的なメンテナンスを」と呼び掛けている。
原因別(判明分)では、たばこの不始末が前年同期と同数の5件、こんろが同1件増の4件、事業所の電気機器が3件、ストーブが2件(前年同期も同数)など。
たばこの不始末による火災として、同課は(1)ガラス製灰皿が火で温められて破裂し、飛び散った火種が室内で発火したケース(2)消火されたと思い込んでごみ箱に投入した灰がくすぶって火が出た事例を挙げ、火を消す手間を惜しまないよう訴える。
また、こんろ火災予防へ「キッチンで火を使う際は、その場を離れないでほしい」と強調。暖房器具火災は、ストーブの熱で乾燥させていた洗濯物が落下して火が付くケースがあり、担当者は「こんろやグリル、ストーブ回りから物を遠ざける工夫してほしい」と話す。
















