「道民の命と暮らし守る1年」 52施設でコロナ飲み薬配置 知事定例会見

「道民の命と暮らし守る1年」 52施設でコロナ飲み薬配置 知事定例会見
コロナ飲み薬の納入が始まったことを明らかにした鈴木知事=28日午後3時40分ごろ、道庁

 鈴木直道知事は28日、今年最後の定例記者会見を開き、「この一年、定例会見、臨時会見、ぶら下がり会見を含め本日で73回目。数日に1回、会見をやっていた印象」と振り返り、「今年も新型コロナウイルスの対応が中心となった。何より道民の命と暮らしを守ることを最優先に、感染症対策の取り組みに万全を尽くしたと思う」と述べた。

 道内の感染状況は「現在、新規感染者数は比較的低い水準で推移している」としながらも「全国各地でオミクロン株の市中感染が確認されている」と説明。「道内ではまだ確認されていないが、いつ確認されてもおかしくない」と指摘し、「道内での感染拡大を想定して対応していくことが重要だ」と強調した。

 休診が増える年末年始(29日~1月3日)については、全道で434施設の医療機関がコロナへの感染が疑われる発熱外来を担う体制で、オミクロン株などの感染拡大に備えることを説明した。

 米製薬大手メルクが開発したコロナ感染症の飲み薬「モルヌピラビル」については「発注している道内の医療機関、薬局に対して早い所で本日28日から配置される」ことを明らかにし、「医師の処方によって患者に投与される態勢が整う」と述べた。27日現在で道内52施設の医療機関・薬局からの発注を確認していることを説明し「順次、配置場所を拡大していく」との姿勢を示した。

 健康上の理由などでワクチンを接種できない人を対象にした無料の検査(PCR検査と抗原検査)を27日から、道内各地の薬局などで開始したことも発表。「現在、道内10事業所(札幌、室蘭、新千歳空港など)を登録しているが、オミクロン株の市中感染が確認された場合、検査事業所の登録を積極的に進めていきたい」と述べた。

 道庁は同日が仕事納め。知事は各職場を回り、職員の一年の労をねぎらった。1月4日が仕事始めとなる。

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