苫小牧市美術博物館は15日から3月13日まで、企画展「NITTAN ART FILE4」を開催する。胆振、日高地域ゆかりの作家4人が、地域に着想を得て完成させた80点以上を展示。開幕を1週間後に控え、作品の搬入作業が進んでいる。
2015年から隔年開催しているシリーズ展の4回目で、テーマは「土地の記憶」。地域が歩んできた歴史、記憶から生まれるイメージをさまざまな芸術で表現する。
出品者は平取町の版画家こだまみわこさん、苫小牧市の美術家是恒さくらさん、札幌市の写真家佐藤祐治さん、同市の構造家山脇克彦さん。
こだまさんは、同町の旧川向小学校舎を活用した活動拠点「沙流川アート館」と周辺の自然などを描いた木版画作品を出展する。是恒さんはクジラをテーマに、骨の一部をかたどり地域の営みを表現した刺しゅう作品「鯨寄る浜」シリーズを並べる。
伊達市生まれの佐藤さんは、風景写真「見えない水が立つ」シリーズと、白黒写真を人工知能(AI)で着色した「愛のカラー写真」シリーズで積み上げられた歴史を示す。山脇さんは、構造設計を手掛けた白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)内の「体験交流ホール」などの構造模型を中心に展示する。
同館は「多分野の作家が異なる視点で作品を手掛けた。土地の魅力がどのように表れているかを見てほしい」と話す。
初日の15日は、出品作家による「アーティストトーク」を午後1時半から開催。2月20日には、担当学芸員による展示解説も予定している。いずれも申し込み不要で、希望者は直接会場へ(定員50人)。
観覧料は一般300円、高校・大学生200円、小中学生以下無料。月曜休館。
















