道高校・全道教職員両組合働き方アンケート結果 「隠れ残業」不記録多く

道高校・全道教職員両組合働き方アンケート結果
 「隠れ残業」不記録多く

 北海道高等学校教職員組合と全北海道教職員組合は、道内の教職員を対象にした「働き方実態アンケート」(1664人回答)をまとめた。労働時間を記録している1635人中、「出勤時のタイムカード打刻前と退勤時の打刻後に仕事をしている教職員」は452人で28%に上り、持ち帰りの仕事「隠れ残業」が相当数存在する実態が明らかになった。

 調査は2021年7月から11月に3万8140人に行った。タイムカードに記録せずに仕事する理由は、「時間外勤務の上限(月45時間)を超えないため」が161人、「管理職から圧力を受けて(感じて)」が31人、「産業医との面談を避けるため」が48人(複数回答あり)。休日に仕事をして時間を「記録していない」は、4割超の748人で「記録している」の388人を大きく上回った。

 また、授業の準備時間が「取れていない」と回答した教職員は「あまり取れていない」が677人で、「まったく取れていない」が90人。合わせると回答者の半数近くを占めた。

 このほか部活動を指導している教職員の週末の休養日は、「1日以上取れている」が771人、「取れていない」が173人。両組合は、「完全実施」しているとする道教委の調査とは「乖離(かいり)が見られる」と指摘した。

 「労働時間の記録は『業務量の適切な管理』や『教職員の健康及び福祉の確保』に反映されていると感じますか?」の質問では、「あまり感じない」が730人、「まったく感じない」が571人だった。

 両組合は、労働時間の記録は生かされておらず、むしろ学校現場へのプレッシャーとなっている―とし、組織的な改善という点で極めて不十分と分析。調査の結果▽労働時間の記録を実態に基づくものにする▽超勤の実態を個人の問題とせず、組織的な改善が必要▽抜本的な業務削減とともに根本的解決に向けた教職員の定数改善▽授業準備・教材研究の時間の十分な確保―など教職員の業務量の管理と健康・福祉の確保、授業の質の課題が明らかになったとしている。

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