21年の道内企業倒産状況 141件 過去最少を更新 帝国データ札支店

21年の道内企業倒産状況 141件 過去最少を更新 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は6日、2021年(1月~12月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年比18・5%減の141件となり、過去最少を更新。負債総額も26%減の175億6800万円となり、2年連続で減少した。新型コロナウイルス関連の倒産は50件発生し、20年からの累計で87件となった。

 管内別では、石狩が51件で全体の36・2%を占めて最多。以下、上川(19件)、オホーツク(13件)、後志(10件)の順。胆振管内は9件、日高管内は1件発生した。

 業種別では「サービス」が37件で最も多かった。これに「小売り」(35件)、「卸売り」(21件)、「建設」と「製造」(各17件)が続いた。飲食店の倒産も16件発生している。

 倒産の主因別では、不況型の「販売不振」が92件で、全体の65%を占めた。また、「後継者難」による倒産は、集計開始以降最多となる25件発生した。

 同支店では、記録的な低水準で推移した21年の倒産件数について「コロナ関連融資や協力金など各種支援策が奏功した」と分析。ただ、企業を取り巻く環境は、原油高や原材料価格の高騰、業種によって人手不足感も高まるなど「コストアップ要因を抱える厳しい状況が続いている」と指摘。さらに「新たな変異株出現による感染者数の増加など不確定要素もある」と強調し、倒産は「緩やかな増加に転じる可能性がある」と予想している。

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