苫小牧市内の空手道場、優至会塚本道場の塚本悠剛(拓進小)は、第9回全日本ジュニアチャンピオンシップ(昨年12月、愛知県)の小学6年男子軽量で優勝した。同道場の木山晴太(ウトナイ小)も同時開催の第20回オープントーナメント極真サムライ杯秋の陣空手道選手権大会の小学6年生男子重量で3位入賞、第10回全日本ジュニアチャンピオンシップ(今年12月、愛知県)の出場権を獲得した。
塚本は54人によるトーナメントを見事に制した。奥村一真(極真中崎道場)との決勝では、持ち味の機動力を発揮。身長が10センチ高い相手に回り込んで突き技を決めるなど圧倒、判定勝ちで栄冠を勝ち取った。スタミナも勝因に挙げ、「最後まで動いて勝つことができた」と手応えを語った。
同大会は今回で2回目の出場。「今回は勝てる自信があった。前向きな気持ちが勝利につながった」と振り返った。「攻撃が単調になってしまう試合があった。連続技を打てるように練習していきたい」と次戦を見据えた。2月と3月にもそれぞれ全国大会出場を控えており、「積極的な攻めで2大会優勝を目指す」と意気込みを語った。
木山は9人のトーナメント戦で3位入賞し、初の全日本切符を手にした。準決勝では猛攻をしのぎ切れずに判定負け。「攻撃を受けて動けない時間が続いて反撃できなかった」。気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦は、蹴り技の後に回り込んでさらに追撃する立ち回りで判定勝ちした。
課題は精神面の強化だ。「もっと勝とうという気持ちが必要。次の大会では強気で臨みたい」と力を込めた。
塚本鉄兵代表は「初の全日本の切符を取ってくれてうれしい。実力はある選手なので自信を持って取り組んでほしい」と語った。

















