コロナ影響6割継続 商工リサーチ 借入金返済中小企業5割「万全でない」 道内企業活動12月調査

コロナ影響6割継続 商工リサーチ 借入金返済中小企業5割「万全でない」   道内企業活動12月調査

 東京商工リサーチ北海道支社は、道内企業を対象に昨年12月に実施した新型コロナウイルスに関するアンケート結果を発表した。コロナの企業活動への影響については、前回調査(昨年10月)に比べ0・7ポイント減少したものの、59・1%の企業が「影響が継続している」と回答した。

 「現時点で影響は出ていないが、今後影響が出る可能性がある」が21・1%。「影響はない」は12%で、「影響が出たが、すでに収束した」は7・8%だった。

 「影響が継続している」とした企業の規模別では、大企業(資本金1億円以上)が71・8%に上ったのに対し、中小企業(同1億円未満)は57・7%。大企業ほど影響が長引いている。

 昨年9月末の緊急事態宣言解除後の在宅勤務の状況では、「解除前も解除後も在宅勤務制度を導入していない」と55・6%の企業が回答。一方、「解除後は出社率を引き上げた」(7・6%)と「解除後に在宅勤務制度を取りやめた」(4・7%)を合わせ、12・3%の企業が出社率を引き上げている。

 出社率を引き上げた理由(複数回答)では、「感染リスクが低減されたため」(78・3%、36社)が最も多い。これに「従業員間のコミュニケーション不足」(32・6%、15社)、「在宅勤務をできない従業員との不公平感を解消するため」(26・1%、12社)が続いた。

 借入金の返済については、53・8%の企業が「全く問題ない」と回答。企業の規模別では大企業の8割近く(79・2%)が「全く問題ない」としたのに対し、中小企業は51・6%にとどまり、半数近くがコロナ禍で膨らんだ借入金の返済が万全の状態でないことを浮き彫りにした。

 また、原油など原材料価格の上昇が企業の利益に与える影響に関しては、「利益をやや圧迫している」(54・1%)と「利益を大きく圧迫している」(23・4%)を合わせ、8割近くの企業に悪影響を及ぼしている。

 調査は昨年12月1~9日にインターネットで実施。道内企業334社から回答を得た。

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