ギター演奏に聞き入って 明野新町の佐々木勝廣さん 手塚健旨さん招きコンサート開く

ギター演奏に聞き入って 明野新町の佐々木勝廣さん 手塚健旨さん招きコンサート開く
手塚さん(左)を迎えてコンサートを開いた佐々木さん(右から2人目)

 苫小牧市明野新町の佐々木勝廣さん(79)は世界的なクラシックギター奏者、手塚健旨さん(74)と14日、苫小牧市内で再会し、50年来の旧交を温めた。佐々木さんが25年以上通う市錦町のスナック夜汽車で手塚さんのコンサートも開かれ、市民26人が巧みなギター演奏に聞き入った。

 手塚さんは1971~76年にスペインに留学し、ギター音楽の先駆者とされるナルシソ・イエペスらに師事。帰国後は国内や南米、欧州各国で演奏活動を展開している。2013年にはスペイン・アンダルシア州リナーレス市で現代クラシック・ギター奏法の父と呼ばれるアンドレス・セゴビアの財団からアンドレス・セゴビア賞を受賞した。

 佐々木さんは室蘭市で営業職に就いていた24歳の時、「市内の楽器店にギターの名手がいる」と評判を聞いて店を訪ね、手塚さんと知り合った。妻の喜久子さん(78)とは手塚さんのギター教室で知り合ったという。その後、手塚さんがスペインに留学して交流は途絶えたが、20年にテレビ出演しているのを偶然見て懐かしくなり、共通の知人を介して連絡を取り合うようになったという。

 苫小牧市内での再会は、手塚さんが札幌市でのコンサートで道内を訪れると知って約束。この際、手塚さんから話があり、市内でのコンサートを企画した。

 手塚さんは同店で、ピアニストの高木洋子さんとともに約15曲を披露。佐々木さんが童謡「たきび」の作詞で知られる童話文学者の巽聖歌(1905~1973年)の姪孫(佐々木さんにとって大叔父)に当たることから、「たきび」も奏でた。

 プロの生演奏に聴き入った市勇払の会社社長、平松靖史さん(64)は「ピアノとのコラボで楽しく聞かせていただいた」と話していた。

 手塚さんは「素晴らしい演奏会にしてくれた佐々木さんと皆さんに感謝したい」と話し、佐々木さんは「手塚さんは妻との出会いをくれた恩人。世界的なギター奏者の音色を苫小牧市内で披露する機会が得られたこともうれしい」と笑みを浮かべた。

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