古里に映画編集拠点、苫小牧出身の監督稲塚秀孝さん

古里に映画編集拠点、苫小牧出身の監督稲塚秀孝さん
古里に編集拠点を置くと語る稲塚監督

 苫小牧市出身の映画監督、稲塚秀孝さん(71)=東京都調布市在住=は、古里の市内勇払に映画の編集拠点「苫東映像プロジェクト」をつくる。早ければ2月中旬から、友人と共に記録映画の編集作業に入るという。実現すれば、稲塚さんの活動は調布市にある映画制作会社タキオンと苫東の2カ所で展開される。

 新拠点は、市内勇払のすし店だった空き店舗の一部を借り受けた。15畳ほどのスペースで、稲塚さんの実家から徒歩圏内という。

 昨年10月に公開した記録映画「日高線を生きる」は、2019年12月から撮影を開始したが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う度重なる緊急事態宣言で、撮影スケジュールが大きく遅れた。稲塚さんは道内の拠点の必要性を痛感し、知人を介して物件を探していた。

 新拠点では、2017年制作の記録映画「憲法を武器にして」の再編集と追加映像を加えたDVD化作業を行う。また、現在撮影中で秋に公開予定の記録映画「役者として生きる~無名塾31期生の4人(仮)」の編集も手掛けたい考え。

 稲塚さんは「市のフィルムコミッションとも連携し、自主制作への協力体制を築いたり、撮影のコーディネートをしたりできれば」と今後の展望を語り、「地元の文化的価値を道内外にアピールできる場所にしたい」と意気込んでいる。

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